レザーケアについて

シューケアについてよくご質問を頂戴する項目を質問形式でご紹介します。

購入した靴は履く前になにかしたほうがいい?

新品製品の状態ではクリームは塗った状態となります。基本的にお買い上げいただいた直後は何もケアは必要ありませんが、スエード素材やスムース素材でも雨や汚れが気になる場合は防水スプレーを噴霧するのも効果的です。

(防水スプレーによってスエード専用、スムース、スエード兼用等種類がありますので、ご使用前にご確認下さい)

シューケアが初めてです。
どんな道具が必要ですか。

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▶ シューケアアイテム解説 

シューケアはよく女性の化粧に例えられます。

① 汚れや余分な浮き出たクリームを落とすリムーバー(汚れ落とし)、② 保湿や乳液の役割のような靴クリームが大きく分けて二つです。

③ 靴クリームを塗るためのジャーマンブラシ、④ 溝など全体にクリームを行き渡らせるためのブラシ、⑤ 磨き上げるクロスなどが代表されるものです。

最初にまず汚れや古いクリームを落としてキレイな状態にしていきます。

布に液体を少量つけ優しくふき取っていきます。
余分な古いクリームや汚れが取れ、マットな質感になります。

(M.モゥブレイ ステインリムーバー 60ml を使用)

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ブラシにクリームを少量つけ、円を描くように均等に塗っていきます。

基本的にはブラックのレザーにはブラックのクリーム、ブラウンのレザーにはブラウンのクリームなどレザーの色に合わせますが、色をあまり変えたくない場合や革の経年変化した色を生かしたい場合はブラックレザーに対して、ネイビーや無色のクリームを使用する方法もあります。この見本ではネイビーを使用。

ブラシはクリームによって大まかにブラック系用、無色系用など分けておくと良いです。

馬毛等の柔らかめの大きいブラシを使用し、レザー全体にクリームを行き渡らせます。

この工程により余分に塗った箇所や少なかった場所が均等になります。

こちらもおおまかにブラック系用、無色系用とブラシを分けておくと良いです。

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柔らかいクロスで磨きあげます。

つま先部分など、より光沢を出したい場合はクリームを再度塗って磨きあげます。

磨き方ひとつでも様々な方法があるので、目的によって色々お調べするのも面白いかと思います。

左足は元の状態、右足は汚れ落としからスタートし、ナチュラルな雰囲気で仕上げた物です。

左に比べやや黒みが補色され、しっとりした仕上がりになりました。

今回ご紹介した方法以外にも様々なやり方や、ケアグッズがあるので、ご自身のお気に入りのやり方が見つかれば、より靴への愛着も増えるのではないでしょうか。

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スエード素材にクリームは塗っていいですか?

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クリームはNGです。

スエードケアの基本はブラッシングです。汚れや埃が吸着しやすいので、頻繁にブラッシングをすることでキレイな状態を保てます。

汚れたが気になってきた場合はまず汚れをかき出すイメージでブラッシングをします。

次にゴム素材で汚れを吸着させるように擦ります。
(今回使用した物はスエードケア用にブラシとラバーが一緒になった物ですが、別でご用意頂いても問題ありません。)

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汚れを取りブラッシングを終えたら、最後はスエード/ヌバックなどの起毛革用のスプレーを吹き付けます。

これがクリームの代わりとなり革に油分を加え保湿の役割りを果たします。

防水機能も合わせて持っている製品も多いので商品説明に合わせてご使用ください。

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レザーが雨に濡れてしまってどうしていいかわからない

色や鞣しにより一部革の表面が水膨れのようになってしまうレザーや、シミになってしまうレザーがありますが多くのレザーは多少の雨に濡れた程度では問題ないです。

濡れた場合に注意したいのは、しっかり乾燥することと、保湿です。

濡れた際に一番気を付けたい点は、乾燥する際にしっかり元の形をキープさせることです。

クッキングペーパーなどの紙を靴の中に敷き詰め、出来るだけ湿度の少ない風通しの良い場所や直接扇風機などで乾燥させます。

元の形を維持するためにシューツリーを使うことは湿度が逃げきれずにカビになる可能性があるので控えてください。

次に保湿です。保湿をする理由は、乾燥させた際に水分と同時に革の油分も減ってしまう為、それを補う為に塗布します。

乾燥した状態であればシューツリーを入れるのも効果的です。

残念ながら雨によりシミになった場合は丸洗い等で直せる場合もがありますが、少し難しいので専門業者に依頼うするものも解決策の一つと思います。 

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汚れが気になって、ホワイトソールを敬遠してしまう。

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ホワイトソールの汚れについてですが、消しゴムや専用のラバー製品で擦り取る方法の他に、シューズメーカーで必ずと言っていいほど使われるリグロインという薬品があります。

試薬リグロイン 特級 第1種石油類 危険等級Ⅱ に該当する溶剤となりますのでお取り扱いにご注意下さい。

ネット検索して頂くと色々な情報があり、ショッピングサイトのamazonでも簡単に購入が可能です

リグロインを布に取り、磨くように拭き取ります。

瓶に小分けすると便利です。
(様々なソール、また靴以外の様々な用途がありますが、質感が変わったり注意が必要な為、必ず目立たない部分で試したのちご使用下さい)

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今回ご紹介したのは一例で、様々なシューケア用品が販売されています。
ご自身のシューケアを見つけて革をケアしていくのも、レザー製品の楽しみだと思います。

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